無ん茶会

2018.10.20

お茶会を開催した。表千家の先生の元で十数年、同世代の社中で「今のやりたい」茶会をやってみたいとのことで結成したのが無ん茶会だ

かつて茶会は時代の最先端として嗜んだ和の総合芸術だったはず、現代にアレンジした茶会を提案しようということで、自由にアートを取り入れ、本来の茶道の良さも残しつつ作り上げた。

そして、第一回を葉山のしおさい公園内の茶室で開催した。初めての試みで多くの課題を残してなんとか開催することができたが、やってみると、もっといろいろやってみたいことが出てくるものだ。やってみないと分からないこと、気づかない事、多くの学びを得た。次はさらに進化したものを提供したい。

ということで、以下は無ん茶会の「コンセプト」。まだ「目指すところ」といった感じの言葉ですが・・・

【 無ん茶会とは 】
茶に携わり思うこと
時代の変化を感じながら日々続けて、
小さな空間の微細な所作だけれど
そこに生まれるふとした時に永遠を思うことがある。
張り詰めた空気の中に、
深い繋がりを、根源から湧き上がるため息を、
鮮やかなきらめきを、そこにある光の存在を、
丁寧に並べられたお道具が、なんともいとおしい瞬間。
脳裏に焼きつく記憶。それはただ美しいだけ。

無とは宇宙。
月をとりだし。

ミニマムな茶会から弾ける、宇宙的な広がり。
全てがあって何も無い空間。
だだお茶をいただくだけ。
そこは日本文化の総合芸術。
必要最小限の動きは、理にかなった自然な動き。
規則正しい配置と所作は、祈りのような時を刻む。
無という宇宙的な世界観をこの茶会でみつめる。
既成概念にとらわれずただ感じるままに居るひと時が、
心の空間をつくる。
隙間に流れる風のようなものが、
本当のことかもしれない。
月夜のような静寂に身をひたす。
その一瞬で宇宙からのエナルギーをいただく。
日本人の遺伝子に刻まれる無意識の欲求は、
その美を通して自覚するだろう。
この茶会から生まれる、出会いと、自己の発見に、
今必要な、美と感性を
新たな時代に提案する。

~無ん茶会~

樋口宗たつ(イラスト:樋口たつの)
久保田宗光(写真:久保田光一)
永島宗智(永島智子)
松江史乃

これからは、さまざまなアーティストの方とコラボしていきたい。応援よろしくおねがいします。